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ピルの効果と基礎知識

自分の体に関わることだから、おさえておきたいピルのキホンです!

どんな薬?

女性ホルモンを主剤とする経口避妊薬です。OC(Oral Contraceptives)とも呼ばれています。

服用するメリット

避妊

99.8%の高い避妊効果があります。

月経トラブルの改善

月経量の減少、生理痛の緩和などが期待できます。

生理日コントロール

月経周期が定まり、しかも期間が短くなります。旅行やブライダルなどのイベントにも合わせられます。

ホルモンバランス調整

男性ホルモンの産出・活性を抑制します。

低用量ピルの服用に注意が必要な場合

下記に当てはまる人は受信時に医師に相談しましょう
  1. 高血圧(薬でコントロールできていたら処方可能)、高脂血症
  2. 喫煙者
下記に当てはまる人はピルを服用できません
乳ガン、子宮体(しきゅうたい)ガン、子宮頸(しきゅうけい)ガンおよび
その疑いのある人

ただし、これはOCの服用でこれらのガンになりやすくなるということではありません。
最近の海外での大規模な調査では服用者と非服用者では乳がんの発生率に差はありませんでした。またOCの服用で乳腺の細胞がガン化しやすくなることはないようです。

乳ガン 日本では現在30人に一人は一生に一度は乳がんにかかるという報告がありますので、乳がん(乳腺)専門医による乳がん検診をお勧めします。
子宮体ガン 子宮内膜ガンともいいますが、この場合はOCの服用で明らかになりにくくなります。
子宮頸ガン このガンはHPVというウィルスによって起こるガンであることがわかっています。OC服用者の多くがコンドームによる避妊方法を選択しません。そのため性行為による感染症の危険性はコンドーム使用者よりも高く、HPVにもかかりやすくなります。統計的にはOCの服用者はHPVに感染しやすく、子宮頸ガンになりやすいことになります。パートナーがそのHPVウィルスを持っている、持っていないが問題ですので、OCの服用が子宮頸ガンの原因というものではありません。
原因不明の性器出血のある人

まずは産婦人科・婦人科で適切な検査・診断を受け、必要があれば治療を受けることを優先するようにしてください。

血栓症の人、または血栓症にかかったことのある人、
血栓症になりやすいといわれたことがある人

OCの服用で頻度が増えるものは静脈性の血栓です。非常に頻度が低いのですが、大きなトラブルになることがありますので注意が必要です。詳しく状態を聞かれたり、採血を行ったりすることがあります。その上で服用可能かどうかを医師が判断することになります。

35歳以上で1日15本以上の喫煙者

喫煙によって血栓症が起こりやすくなります。タバコを1日20本吸う方は吸わない人に比べて5倍血栓症になり易いと言われています。
OCの服用では約2倍血栓症のリスクが上がります。(妊娠の時は約20倍以上です)20本の喫煙者がOCを服用すると10倍リスクが上がるという報告があります。
喫煙は最も健康を害する原因となります。OCの開始をきっかけに禁煙、減煙を考えられてはいかがでしょうか?喫煙はお肌の健康にも影響を与えます。喫煙していて、サプリメントに頼るのであれば、禁煙・減煙にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

近時、従来のガムや禁煙パッチではなく、病院で処方する禁煙用の薬があります。3ヶ月間服用するお薬で、約7割の方が禁煙に成功しています。禁煙できなかった人は一日2回の服用ができなくて、禁煙を断念した方がほとんどです。つまり1日2回の欠かさない服用ができればほとんど禁煙に成功するでしょう。

前兆がみられる偏頭痛(へんずつう)のある人

偏頭痛が出現する前に、目の前がかすむ、視野が狭くなるなどの兆候がある方は脳梗塞を起こしやすい可能性が高いといわれています。そのため世界的に、偏頭痛がある人は低用量ピル使用することは禁忌とされています。そのような兆候のない偏頭痛の場合でも医師とよく相談のうえ使用してください。
生理の前になると偏頭痛や頭痛が出やすい方はOCの服用で出にくくなることがありますので、医師をよく相談して安全に服用してくださいね。

手術後や出産直後の人、手術を予定している人

問題が起こることがありますが、全く問題のないこともありますので、まずは医師と相談が必要です。

コレステロール値や中性脂肪値に異常のある人

現在、コレステロールに関する考え方が変わってきています。単にコレステロールの値だけではなく、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)なども検査して総合的に判断する必要があります。該当する人は医師とよくご相談ください。

高血圧の人(軽度の高血圧の人を除く)

現在、初回処方の際はどの医療機関でも血圧の測定は行っていると思われます。その値を考慮して処方は行われます。

妊婦またはその可能性のある人

妊娠中の方には全く意味のない処方になります。また妊娠初期にOCを服用してしまった場合は処方された医療機関にお問い合わせください。一般的には胎児にほとんど影響しないと考えられています。

授乳中の人

授乳中の服用では母乳中にOCの成分である女性ホルモンが移行することが問題とされていますが、問題としていない国もあります。しかし、OCの服用で乳汁の分泌が減少することがあります。

副作用について

服用するピルの種類・個人差がありますが、頭痛、吐き気、不正出血、むくみ(浮腫)、倦怠感などの副作用が出ることがあります。いずれも体が慣れてくれば数日で収まりますが、長く続く場合は病院に相談してください。

注意すべき副作用
血管の中で血液が固まってしまって、血液が流れなくなる”血栓症”という副作用が稀に生じる場合があります。病院では安全に服用してもらえるように定期的な血液検査と面談、血圧の測定を行っています。

ピルの種類

低用量ピル

現在、日本で処方されている主な低用量ピルです。

主な第一世代低用量ピル
薬品名 販売・製造 特徴 含有される
ホルモン
オーソM 持田製薬 生理痛・過多月経による貧血・子宮内膜症に効果。PMSにも効果が期待できます。 NET
オーソ777 持田製薬 生理痛・過多月経に効果があります。またニキビにも効果が期待できます。 NET
シンフェーズ28 科研製薬 ホルモンの総量を減らすように工夫がされており、PMSにも効果が期待できます。しかし,出血のトラブルは多めです。 NET
ノリニール28 科研 シンフェーズと同じものです。現在中止となっています。 NET
ルナベル配合錠 富士製薬 オーソMと同成分。健康保険適応薬(月経困難症) NET
主な第二世代低用量ピル
薬品名 販売・製造 特徴 含有される
ホルモン
トリキュラー シェーリング社 - LNG
トライディオール ワイス社 - LNG
アンジュ21・アンジュ28 あすか製薬 - LNG

※ 数社が発売していますが、同じ薬を包装を変えて販売しているだけです。

主な第三世代低用量ピル
薬品名 販売・製造 特徴 含有される
ホルモン
マーベロン - 男性ホルモン作用がほとんどないため『ニキビ』『多毛症』に効果があります。
※ 個人差がありますが服用開始後数週間浮腫みやすいです。
DSG
中用量ピル

緊急避妊薬(事後避妊薬)です。避妊効果は90%程度です。
緊急避妊とは、避妊をしなかった、コンドームが破けた、レイプなどの性行為後に緊急措置として行う避妊方法です。

副作用

頭痛・吐き気がよく起きます(全く問題のない方もいらっしゃいます。その症状は効果とは関係ありません)
その後の生理は約1週間から2週間で来ます。

ピルの飲み方

ピルには21錠・28錠タイプがあります。
28錠タイプは21錠の実薬と7錠のプラセボ(偽薬)があり、毎日服用します。
21錠タイプは21錠を連日服用し、7日間薬を飲まない休薬期間があります。

21錠タイプと28錠タイプの違いってなに?

21錠タイプと28錠タイプの違いは休薬期間の偽薬があるかないか、です。

21錠タイプ 自分で忘れずに薬をお休みすることができる人、ピルを飲むことに慣れている人向けです。
28錠タイプ 休薬期間も薬を飲み続けるため飲み忘れしにくく、初めての人におすすめです。
ピルの服用カレンダー

ピルの服用例を図にしました。
画像をクリックすると大きくなります。

21錠タイプの飲み方カレンダー

21錠タイプの飲み方カレンダー

28錠タイプの飲み方カレンダー

28錠タイプの飲み方カレンダー

ピルの種類がたくさんあるけど、どのピルを選んだらいいの?

ピルはそれぞれ含まれているホルモンなどの成分が異なります。自分に合ったものを選ぶのがポイントですが、それはどうしたらいいのでしょう?その答えは…「医院、医師に相談しましょう」。
生理量が多いので減らしたい、生理前は肌荒れがひどい、イライラする…それぞれの悩みがあるかと思います。自分がピルを使う目的、生理前後の症状や状態などによって、適切なピルを処方してもらいましょう。

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